サンタ空からの白い贈り物。
幻水
留まることはなく、すぐ手の中で消えてしまう。
まるで、あいつといた時みたいに。
初めての戦争でなにをしていいか分からないながらも必死にもがいていた。
辛かったけど、あいつらと一緒にいた時は楽しかった。
もう、戻れないことは分かっている。
この雪のようなものだ。
手を伸ばし雪が手に落ちてくるとそっと握り締め、しばらくたって手を開く。
やはり何も残らないか。
仕方ない決めたのは僕だ。
だけどせめて、最後に君に会いたいな。
サンタさん今までもらえなかったプレゼントはいいから叶えてくれない?
幻水だけは短編になってしまう。