「はい。食事。」
ルックは淡々と食べ物を運ぶ。
「ルックは席についててよ。ここ俺の家だし。」
そうここはファオの家なのだ。
はじめは、軍主命令で大地の紋章などを
買いにグレックミンスターに来ていた。
もちろん嫌って言ったよ。
でもね、ビクトールがいうこと聞いたら古書を買ってくれるっていうんだ。
だから仕方なくね。へへっ
なんとなくファオの家に寄ったんだよ。
そしたら、中はバタバタと大忙し、なかなか気づいてくれなかった。
しばらくすると足音がやんで、グレミオが気づいてくれた。
「あっいらっしゃい。ルック君。」
聞いたところによると先ほどバタバタしていたのは
どこからか紛れ込んで来た猫を追い出していたかららしい。
僕はそのままご飯を食べていくことになり現在に至るわけだ。
「もうこれで全部だから。」
そういうとファオは良家の子息らしくきれいに食べていた。
「ルックお前意外に食ってるんだな。」
突然そんなことをいわれて驚いた。
まぁでも仕方ないか。
僕結構食べるんだけど好みがうるさいから、
嫌いなものだと量が減るんだよね。
「あんた馬鹿?魔力つかうの体力いるって知ってるでしょ。」
僕は言い終わると食器を手に持ち台所に行った。
ルックが微笑んだのはビクトールに誘われたとき〜。
あぁ好きなのは坊ルクだけど書くのはビクルクにしたほうがいいかも。
坊ちゃんまだ、元軍主としか思われてないです。
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